🛡️ 防災士試験対策 全120問 完全模範解答

防災士試験マスター 全120問 公式回答シート

日本防災士機構『防災士教本』全25講義カリキュラム完全準拠(全問解説付き)

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総問題数: 120問 出題分野: 全25分野 正解比率: ①:40問 / ②:40問 / ③:40問(均等)

全120問 正解早見表(問1〜問120)

青丸=正解選択肢番号(1〜3)
問1〜10問11問22問32問41問52問63問73問81問93問102
問11〜20問113問121問133問142問151問163問172問182問193問202
問21〜30問211問223問233問242問253問261問272問281問293問301
問31〜40問312問322問331問342問352問361問371問383問393問401
問41〜50問412問421問433問443問452問461問473問482問491問503
問51〜60問511問521問533問543問551問562問572問581問592問603
問61〜70問611問622問633問641問652問663問671問682問693問701
問71〜80問712問723問731問742問753問761問772問783問791問802
問81〜90問813問821問832問843問851問862問873問881問892問903
問91〜100問911問922問933問941問952問963問971問982問993問1001
問101〜110問1012問1023問1031問1042問1053問1061問1072問1083問1091問1102
問111〜120問1113問1121問1132問1143問1151問1162問1173問1181問1192問1203

📖 分野別 模範解答&詳細解説一覧(全問)

分野01 地震・津波の科学と発災対策 8問
問 1

日本列島周辺のプレートと地震発生の仕組みについて、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
日本列島周辺には4枚のプレートがひしめき合っており、その境界などで地震活動が極めて活発である。
💡 解説
日本列島周辺には4枚のプレート(太平洋、フィリピン海、北米、ユーラシア)が存在します。海溝型地震は100〜200年程度の間隔で繰り返し発生し、Mが1増えるとエネルギーは約30倍(約31.6倍)になります。
問 2

地震の揺れや津波の特性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
揺れが小さく感じられても、ゆっくりとした断層運動による津波地震では巨大な津波が発生することがある。
💡 解説
揺れが小さくても大津波を引き起こす地震を「津波地震」(明治三陸地震など)と呼びます。津波は水深が深い沖合ほどジェット機並みに速く、浅くなると遅くなり波高が高くなります。気象庁震度は計10段階(0〜7、5弱・5強・6弱・6強)です。
問 3

高層ビルなどを大きく揺らす「長周期地震動」について、正しいものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
震源から遠く離れた平野部や高層ビルの上層階でも、長く大きな揺れが続く特徴がある。
💡 解説
長周期地震動は、大きな規模の地震で発生し、減衰しにくいため震源から数百km離れた平野部や高層ビルの上層階を大きく長く揺らします。
問 4

活断層による内陸地震に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
活断層の活動間隔は一般に数百年〜数千年単位と長いが、全国に約2,000以上存在し内陸どこでも起きる可能性がある。
💡 解説
活断層の活動周期は千年から数万年と長いですが、日本全国に無数に存在し、未確認の断層も含め内陸部どこでも直下型地震が発生するリスクがあります。
問 37

日本の気象庁が定める「震度階級」について、正しいものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
震度0から震度7まで、震度5と6に「弱・強」が設けられており計10階級である。
💡 解説
日本の震度は0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7の計10段階です。震度は観測地点ごとの揺れの大きさを表し、地震の規模(エネルギー)はマグニチュード(M)で表します。
問 61

気象庁が発表する「緊急地震速報」の仕組みと限界について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
P波(初期微動)を検知して主要動(S波)が到達する前に知らせる仕組みだが、震源に近い地域では速報が強い揺れに間に合わないことがある。
💡 解説
緊急地震速報は、速度の速いP波を観測して大きな揺れをもたらすS波の到達を事前に警告するシステムです。ただし震源直上(内陸直下型など)では検知と同時に強い揺れが来るため間に合わない限界があります。鳴ったら姿勢を低くし頭を守る初動が重要です。
問 62

気象庁の津波警報・注意報の区分に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
津波注意報は、予想される津波の高さが2m以上の場合に発表され、海岸付近での遊泳や作業が許可される。
💡 解説
津波注意報は予想される津波の高さが「0.2m以上1m以下」の時に発表されます。海の中にいる人は直ちに海から上がり、海岸から離れる必要があります。津波警報は1m超〜3m、大津波警報は3m超(特別警報)です。
問 63

地震の規模(マグニチュード: M)と放出されるエネルギーの関係について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
マグニチュードが1増えると地震エネルギーは約31.6倍になり、2増えると約1,000倍になる。
💡 解説
マグニチュード(M)は対数スケールであり、Mが1増えると地震エネルギーは約31.6倍(√1000倍)、Mが2増えると約1,000倍になります。過去問でも非常によく問われる超頻出の数値です。
分野02 巨大地震・直下地震の想定と初動 6問
問 5

「南海トラフ地震臨時情報」に関する説明として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
南海トラフ沿いで異常な現象が観測された際に気象庁から発表され、巨大地震警戒や注意を促す。
💡 解説
南海トラフ地震臨時情報は、想定震源域で異常な現象が観測された場合に発表され、「巨大地震警戒」「巨大地震注意」等により事前避難や日頃の備えの再確認を呼びかけます。100%の確実な予知ではありません。
問 6

首都直下地震や大都市での震災対策として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
発災直後は家族の安否確認のため、全員が一斉に徒歩で帰宅を開始することが推奨される。
💡 解説
発災直後に一斉帰宅を始めると、歩道が滞留して救助・消火活動の妨げとなり、二次災害の危険が高まります。一斉帰宅を抑制し「むやみに移動を開始しない」ことが基本原則です。
問 38

南海トラフ巨大地震の想定震源域と被害想定について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
静岡県の駿河湾から九州東方沖にかけてのプレート境界で、マグニチュード8〜9クラスの発生が懸念されている。
💡 解説
南海トラフは駿河湾から日向灘沖に延びる海溝で、M8〜9クラスの巨大地震が今後30年以内に70〜80%の高確率で発生すると予測されています。地域によっては数分で大津波が到達します。
問 64

エレベーターに乗っている際に強い地震が発生した場合の対応として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
すべての階の行先ボタンを押し、最初に停止した階ですみやかにエレベーターから降りて避難する。
💡 解説
エレベーター内で地震に遭った際は、すべての階のボタンを押して最寄りの階に停止させ、開いた扉から速やかに脱出するのが鉄則です。天井の脱出口は救助隊用であり、一般人が脱出しようとすると転落事故等の危険があります。
問 65

大地震時に都市部で発生する「火災旋風」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
火災旋風は火炎を伴うため雨天時には絶対に発生せず、風速が秒速1m未満の完全な無風時のみ発生する。
💡 解説
火災旋風は広範囲の市街地火災によって発生する強烈な上昇気流と周囲の気流の巻き込みによって生じるため、気象条件や風の有無に関わらず大規模火災時に発生する危険があります。「絶対に発生しない」とする記述は誤りです。
問 66

気象庁が発表する「長周期地震動階級」について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
高層ビル等における人の行動の困難さや家具の移動・転倒の危険度を表す指標で、階級1から階級4までの4段階がある。
💡 解説
長周期地震動階級は階級1〜4の4段階です。高層ビル上層階での揺れを対象としており、階級3で「立っていることが困難になる」、階級4では「這わないと動けない・キャスター付き什器が大きく移動・転倒する」状態を示します。
分野03 津波のメカニズムと緊急避難 6問
問 7

津波からの避難行動に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
海岸や河口付近で強い揺れ、または弱くても長い揺れを感じたら、警報を待たずに直ちに高台へ避難する。
💡 解説
津波は引き波から始まるとは限らず、いきなり押し波から来ることもあります。揺れを感じたら直ちに「より遠くではなく、より高い場所へ」徒歩を原則として避難します。
問 8

津波の高さと避難に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
津波の高さが数十cm程度であれば、足元をすくわれる危険は全くなく海岸に留まってよい。
💡 解説
津波は30cmの高さでも成人男性が押し流されるほどの凄まじい水圧と流速を持っています。数十cmの津波であっても極めて危険であり、直ちに海から離れる必要があります。
問 39

大津波警報が発表された際の行動基準として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
ただちに海岸や河川から離れ、津波避難タワーや高台など「より高い安全な場所」へ迅速に避難する。
💡 解説
大津波警報発表時は「命を守るため直ちに高台へ避難」が鉄則です。津波は第2波、第3波と長時間にわたり繰り返し襲来し、後からの波の方が高くなることも多々あります。
問 67

自治体が指定する「津波避難ビル・津波避難タワー」の構造要件として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
原則として鉄筋コンクリート造(RC)等の堅固な耐震構造であり、想定浸水深以上の高さ(原則3階以上など)を有していること。
💡 解説
津波避難ビルは、津波の直撃・洗掘に耐えるRC造やSRC造等の堅固な新耐震建築物で、想定される津波高より高い階(原則3階以上など)への緊急退避が可能な場所が指定されます。地下施設は水没危険があるため不適格です。
問 68

海水浴場や海岸部で用いられる「津波フラッグ」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
津波フラッグは「津波注意報」の時のみ使用され、大津波警報の際には掲げてはならない。
💡 解説
津波フラッグは、大津波警報・津波警報・津波注意報が発表された際に、音の届きにくい海上の遊泳者やサーファー、聴覚障害者等に対して視覚的に緊急避難を促す赤白市松模様の旗です。大津波警報時にも当然使用されます。
問 69

津波避難における自動車利用の考え方について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
原則は「徒歩避難」であるが、避難困難者(高齢者・歩行困難者)の避難や、高台まで極めて長距離を移動せざるを得ない地域等でルールが定められている場合は例外的に認められる。
💡 解説
津波避難は交通渋滞による水没死を避けるため「徒歩」が基本原則です。しかし、歩行困難者や海岸線から高台まで数キロ離れている地域など、地域の実情に応じた例外規定が地域防災計画で定められている場合があります。
分野04 地震火災予防と初期消火の実践 5問
問 9

地震時の火災対策と初期消火について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
大地震後の通電火災を防ぐため、避難時にはブレーカーを落とすか感震ブレーカーを設置しておくことが極めて有効である。
💡 解説
震災火災の過半数は電気関係(通電火災)に起因します。感震ブレーカーの設置やブレーカー遮断が極めて有効です。天ぷら油に水をかけると爆発的に炎が拡大し大火傷します。天井に火が燃え移ったら初期消火の限界であり、直ちに避難します。
問 10

一般的な家庭用消火器の取り扱いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
放射時間は約10〜15秒程度と短いため、炎の根元を掃くように的確に薬剤を放射する。
💡 解説
粉末消火器の放射時間はわずか10〜15秒程度です。現場に持っていく前にピンを抜くと途中でレバーを握って噴射してしまうため、火元の手前で黄色い安全ピンを抜き、レバーを握って炎の根元を狙います。
問 40

通電火災を防ぐための「感震ブレーカー」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
設定以上の震度を感知した際に、自動的に電気の供給を遮断して火災を防ぐ器具である。
💡 解説
感震ブレーカーは地震の揺れ(震度5強相当以上など)を感知すると自動で主幹ブレーカーを落とし、電気コードの損傷等による再通電時の出火(通電火災)を未然に防止します。
問 70

大地震後の「通電火災」のメカニズムと有効な防止器具について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
停電が復旧した際、倒れたヒーターや損傷した屋内配線に通電して出火する現象であり、「感震ブレーカー」の設置が極めて有効である。
💡 解説
阪神・淡路大震災や東日本大震災の地震火災の過半数は電気に起因するものでした。避難等で不在の間に電気が復旧して出火する「通電火災」を防ぐため、揺れを感知して自動遮断する感震ブレーカーの普及が進められています。
問 71

家庭用の「エアゾール式簡易消火具」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
消火器と同等の消火能力と放射時間があるため、業務用の大型火災であっても消火器の完全な代用品として使用できる。
💡 解説
エアゾール式簡易消火具は手軽で初期消火に有効ですが、消火器に比べて薬剤量・放射時間・消火能力に限りがあります。法令で設置が義務付けられている防火対象物の「消火器」の代替にはなりません。
分野05 火山災害の現象と降灰対策 4問
問 11

火山の噴火に伴う現象に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
火砕流は高温の火山灰やガス、岩石が一体となって時速100km以上の猛スピードで流下するため、発生後の避難は極めて困難である。
💡 解説
火砕流は数百℃の高温で時速100kmを超えて襲来するため、事前避難が唯一の助かる手段です。火山灰はガラス片を含み呼吸器や目を傷めます。噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)〜5(避難)の5段階です。
問 41

火山灰(降灰)が生活インフラに与える影響として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
微量の降灰でも濡れると導電性を持つため、送電設備のショート(停電)や鉄道の運行停止を引き起こす。
💡 解説
火山灰はガラス質や鉱物の破片で硬く尖っています。水分を含むと電気を通し大規模停電の原因となり、雨を吸うと非常に重くなって木造家屋を押し潰す危険があります。
問 72

火山灰の物理的特性と日常生活への影響について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
火山灰は細かなマグマの破片(ガラス質・鉱物)で角張っており、濡れると電気を通しやすく送電設備の短絡(ショート)や停電を引き起こす。
💡 解説
火山灰は木灰とは異なり「ガラス質や鉱物の硬い微粒子」です。吸い込むと呼吸器や目を痛め、車のフロントガラスをワイパーで作動させると傷がつきます。また水分を含むと電気を通すため送電線ショートによる大規模停電を引き起こします。
問 73

気象庁が運用する「噴火警戒レベル」の区分について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
レベル1(活火山であることに留意)からレベル5(避難)までの5段階で設定されている。
💡 解説
噴火警戒レベルは、地域の防災機関と調整された活火山(対象火山)において「レベル1(活火山であることに留意)」「レベル2(火口周辺規制)」「レベル3(入山規制)」「レベル4(高齢者等避難)」「レベル5(避難)」の5段階で発表されます。
分野06 過去の大災害の教訓と関連死防止 5問
問 12

阪神・淡路大震災(1995年)の教訓に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
犠牲者の約8割が家屋の倒壊や家具の転倒による圧死・窒息死であったため、建物の耐震化と家具固定の重要性が痛感された。
💡 解説
阪神・淡路大震災では圧死・窒息死が約8割を占め、自助・共助による救出が約8割でした。また多くの市民ボランティアが駆けつけたことから、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれます。
問 13

東日本大震災(2011年)における被害や教訓として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
防潮堤があれば絶対に安全であるため、警報発表時でも防潮堤の内側に留まることが推奨された。
💡 解説
東日本大震災では想定を超えた津波が防潮堤を乗り越えて甚大な被害をもたらしました。「ハード対策(防潮堤)を過信せず、命を守るために避難する」ことが最大の教訓となりました。
問 74

阪神・淡路大震災と東日本大震災における犠牲者の直接死因に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
阪神・淡路大震災における犠牲者の約8割以上は、津波による「溺死」であった。
💡 解説
阪神・淡路大震災では津波被害はほとんどなく、死因の8割以上は家屋倒壊や家具の下敷きによる「圧死・窒息死」でした。一方、東日本大震災では死因の9割以上が津波による「溺死」でした。過去問の基本比較問題です。
問 75

避難所等で発生する「災害関連死」の防止策として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
寒暖差の管理、十分な水分・栄養補給、段ボールベッド等による衛生・環境改善、定期的な足の運動によるエコノミークラス症候群予防が不可欠である。
💡 解説
災害関連死は、劣悪な避難環境、寒さ、過労、持病の悪化、脱水、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などで発災後に亡くなるケースです。水分補給の徹底や温かい食事、ベッド導入による床冷え防止等のTKB(トイレ・キッチン・ベッド)改善が有効です。
問 76

長期避難生活における高齢者の「生活不活発病(廃用症候群)」対策として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
日中はできるだけ体を動かす機会をつくり、避難所内の役割分担や軽い散歩・体操を促して寝たきりを防ぐ。
💡 解説
避難生活で動かない状態が続くと、筋力や心肺機能が急激に低下する生活不活発病に陥ります。これを防ぐには、周囲の声かけ、日中の起床、軽い体操、配電や清掃などの役割を持ってもらうことが効果的です。
分野07 台風・豪雨・線状降水帯の特性 4問
問 14

線状降水帯や集中豪雨に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
積乱雲が次々と発生・発達して同じ場所を数時間通過・停滞し、同じ狭い地域に記録的な豪雨をもたらす。
💡 解説
線状降水帯は次々に発生した積乱雲が線状に並び、同一地域に猛烈な雨を長時間降らせて甚大な水害・土砂災害を引き起こします。
問 42

水害対策として個人や家庭で作成する「マイ・タイムライン」について、適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
台風等の接近時に「いつ」「誰が」「どのような行動をとるか」を時系列であらかじめ整理した避難行動計画。
💡 解説
マイ・タイムラインは、水害リスクに対して台風接近の数日前から「何時間前に何を準備し、いつ避難するか」を家族や個人ごとに時系列で決めておく防災行動計画です。
問 77

近年甚大な水害をもたらしている「線状降水帯」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
線状降水帯の幅は数千キロメートルにも及び、日本全土を一度に覆い尽くして1ヶ月間雨を降らせ続ける。
💡 解説
線状降水帯の規模は、幅が約20〜50km、長さが約50〜300km程度です。数時間同じ地域に大雨を降らせる気象現象であり、「日本全土を覆い1ヶ月降り続く」という記述は誤りです。
問 78

洪水における「外水氾濫」と「内水氾濫」の違いについて、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
外水氾濫は河川の水位上昇による堤防決壊や越水であり、内水氾濫は下水道や排水路の排水能力を超えて市街地に雨水が溜まる現象である。
💡 解説
外水氾濫は大きな川の水が堤防を越えたり破堤したりして流れ込む氾濫です。内水氾濫は市街地に降った大雨が下水や側溝から川へ排水しきれずに街中にあふれる氾濫で、都市部で頻発します。
分野08 気象警報・キキクル・緊急地震速報 6問
問 15

大雨や洪水に関する「警戒レベル」と避難行動について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
警戒レベル4「避難指示」が発令されたら、危険な場所にいる住民は全員速やかに避難を完了しなければならない。
💡 解説
警戒レベル4「避難指示」で危険な場所から全員避難します。レベル5「緊急安全確保」はすでに災害が発生・切迫しており安全な移動ができない状態のため、命を守る最善の行動(垂直避難等)をとる段階です。
問 16

気象庁が提供する「キキクル(危険度分布)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度の高まりを地図上でリアルタイムに色分け表示する情報である。
💡 解説
「キキクル(危険度分布)」は、土砂キキクル・浸水キキクル・洪水キキクルがあり、どこで災害発生の危険度が高まっているかをリアルタイムに色分け(黄・赤・紫・黒)で確認できるツールです。
問 43

緊急地震速報の仕組みに関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
震源近くで最初に観測される「P波(初期微動)」を検知し、大きな揺れをもたらす「S波(主要動)」が届く前に素早く警戒を知らせる。
💡 解説
P波(秒速約7km)とS波(秒速約4km)の速度差を利用し、震源直近の観測データからS波が来る前の数秒〜数十秒前に警報を出します。ただし直下型地震では警報が揺れに間に合わないことがあります。
問 79

気象庁のリアルタイム危険度分布「キキクル」において、最も危険度が高い「災害切迫」を表す配色はどれか。

正解:【 選択肢 1 】
黒色(濃い黒・警戒レベル5相当)
💡 解説
キキクルの配色は危険度順に「黄色(注意:レベル2相当)」「赤色(警戒:レベル3相当)」「紫色(非常に危険:レベル4相当)」「黒色(災害切迫:レベル5相当)」となっています。黒色が出現した地点では命の危険が迫っています。
問 80

気象庁が発表する「気象特別警報」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
特別警報が発表された場合であっても、市町村から個別の避難命令が出るまでは一切の行動を起こしてはならない。
💡 解説
特別警報が発表された段階では、すでに命に危険が及ぶ事態となっています。市町村からの指示を待つのではなく、直ちに命を守る最善の行動(垂直避難など)をとらなければなりません。
問 81

市町村が発令する「警戒レベル」と避難情報について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
警戒レベル4は「避難指示」であり、危険な場所にいる住民は全員が危険な場所から速やかに避難する。
💡 解説
令和3年の災害対策基本法改正により、警戒レベル4の「避難勧告」は廃止され「避難指示」に一本化されました。危険な場所にいる全員が避難します。レベル3は「高齢者等避難」です。
分野09 土砂災害の危険性と前兆現象 4問
問 17

主な土砂災害(がけ崩れ、土石流、地すべり)の前兆現象として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
山肌の樹木が青々と健康に生い茂り、鳥や昆虫が楽しそうにさえずっている。
💡 解説
小石の落下、濁水、地鳴り、樹木の傾き、異臭などは土砂災害の重大な前兆現象です。前兆に気づいたら直ちに安全な場所へ避難する必要があります。
問 44

土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の違いとして、適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
レッドゾーンは建築物の構造規制や特定の開発行為の制限が課されるなど、住民の生命に著しい危害が生じるおそれがある区域である。
💡 解説
イエローゾーンは「警戒避難体制を整備すべき区域」、レッドゾーン(特別警戒区域)は「建築物に損壊が生じ住民の生命等に著しい危害が生じるおそれがある区域」で、開発規制や構造規制があります。
問 82

土砂災害(がけ崩れ・土石流・地すべり)の前兆現象として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
斜面からの落石、湧き水が急に濁る、または湧き水が急に止まる、山鳴りや腐った土の臭いがする。
💡 解説
土砂災害の前兆現象には、斜面の小石落下、湧き水の濁り・停止、地鳴り・山鳴り、土臭い異臭、地面の亀裂・樹木の傾きなどがあります。これらを感じたら直ちに避難行動をとる必要があります。
問 83

土砂災害警戒区域等における夜間の避難行動に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
夜間に豪雨と停電で屋外移動が極めて危険な場合でも、どんなに遠くても必ず指定避難所まで歩いて行かなければならない。
💡 解説
激しい豪雨の夜間に濁流や土砂が流れる屋外へ出るのはかえって危険です。立ち退き避難が困難な場合は、近隣の堅固な建物の高層階や、自宅の2階以上で崖と反対側の部屋へ避難する「垂直避難」が命を守る選択肢となります。
分野10 都市型水害と地下空間の安全対策 4問
問 18

都市部で発生する「内水氾濫」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
短時間の集中豪雨により下水道や水路の排水能力を超え、雨水が市街地に溢れ出す現象である。
💡 解説
内水氾濫は都市の排水能力を超えて市街地が浸水する現象です(堤防決壊等は外水氾濫)。地下空間は地上からの浸水が一気に流入し水圧でドアが開かなくなる極めて危険な場所です。
問 45

都市水害における「地下空間」の危険性について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
地上で浸水が始まると階段や給排気口から一気に水が滝のように流入し、水圧で非常扉が開かなくなる恐れがある。
💡 解説
地下空間は地上の異変に気づきにくく、浸水が始まると階段が滝となって避難が極めて困難になります。浸水深が数十cmでも水圧でドアが開かなくなるため、早期避難が生命線です。
問 84

地下街・地下室からの水害時避難におけるリスクと避難限界について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
階段から水が滝のように流れ込むと水圧で自力歩行が困難になり、ドアの外の水深が約40〜50cmを超えるだけで開かなくなる危険がある。
💡 解説
地下空間は地上の浸水状況が分かりにくいうえ、水が階段から一気に流入します。ドアの外側に水深40〜50cm程度溜まるだけで、外からの水圧によって大人の男性でも内側から扉を開けることができなくなります。
問 85

豪雨時におけるアンダーパス(立体交差の地下道路)や冠水道路の走行について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
水深が数十cmであっても吸気口からエンジンに水が入り停止する恐れがあり、アンダーパス冠水時は絶対に進入してはならない。
💡 解説
アンダーパスはすり鉢状で短時間に水が溜まります。水深が車の床面(約20〜30cm)を超えると排気管やエアクリーナーから水が入りエンジン停止、さらに水圧でドアが開かなくなり車内で溺死する重大事故が多発しています。
分野11 豪雪地帯の雪害と雪崩対策 4問
問 19

豪雪地帯や雪害対策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
屋根の雪下ろし作業は、命綱やヘルメットを着用し、必ず2人以上で行うのが原則である。
💡 解説
雪下ろし中の転落事故が雪害による死因の多数を占めるため、2人以上での作業・命綱着用が原則です。車の立ち往生時にマフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒死を招きます。
問 46

「雪崩(なだれ)」の種類と特徴について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
古い積雪の上に新雪が滑り落ちる「表層雪崩」は、真冬の厳冬期に時速100〜200kmの高速で発生することがある。
💡 解説
雪崩には積雪層全体が滑る「全層雪崩(春先・気温上昇時)」と、古い雪の上に新雪が滑る「表層雪崩(真冬・新雪時・時速100km超)」があります。30〜45度の斜面で最も多発します。
問 86

雪崩の種類である「表層雪崩」と「全層雪崩」の比較について、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
表層雪崩は、真夏の高温期に積もった古い雪が溶けてゆっくりと流れる現象である。
💡 解説
表層雪崩は「真冬(厳冬期)」に気温が低く降雪が続いた際、古い積雪の上に新雪が滑り落ちる極めて高速で破壊力の大きい雪崩です。「真夏の高温期」という記述は誤りです。
問 87

屋根の雪下ろし作業における安全対策として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
必ず2人以上で作業を行い、命綱とヘルメットを着用し、ハシゴは固定して携帯電話を身につけておく。
💡 解説
豪雪地帯での死因の多くは屋根からの転落や落雪による窒息です。安全確保のためには「2人以上での作業」「命綱・ヘルメット・滑りにくい靴」「ハシゴの固定」「緊急連絡用携帯電話の携帯」が必須です。
分野12 災害対策基本法と防災法制度体系 4問
問 20

日本の災害対策の基本法である「災害対策基本法」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
伊勢湾台風(1959年)を契機に制定され、防災計画の策定や災害予防・応急復旧の責務を定めている。
💡 解説
災害対策基本法は1959年の伊勢湾台風を契機に1961年に制定されました。国・自治体だけでなく、住民の「自助」「共助」の責務も明記されています。避難指示の権限は市町村長にあります。
問 47

「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
指定緊急避難場所は「命を守るため一時的に逃げ込む場所」であり、指定避難所は「被災者が一定期間滞在生活する施設」である。
💡 解説
災害対策基本法では、切迫した災害の危険から命を守る「指定緊急避難場所(災害種別ごとに指定)」と、災害後に生活の場を提供する「指定避難所(小中学校体育館等)」を明確に区分しています。
問 88

日本の防災体制の根幹を成す「災害対策基本法」の基本理念として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
国や自治体の「公助」だけでなく、住民自らの「自助」および地域コミュニティの「共助」が適切に連携して防災活動を行うこと。
💡 解説
災害対策基本法では、行政機関による「公助」の責任を定めるとともに、住民一人ひとりの「自助」と、自主防災組織や地域住民による「共助」の精神と連携が明記されています。
問 89

災害対策基本法に基づく「避難指示」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
避難指示は内閣総理大臣のみが全国一斉に発令できるものであり、市町村長に発令権限はない。
💡 解説
避難指示の発令権限は、地域の実情を最もよく把握している「市町村長」にあります(法第60条)。緊急時は警察官や海上保安官等が退去を命じることもできます。「総理大臣のみが発令する」は誤りです。
分野13 自治体の危機管理体制とBCP策定 4問
問 21

自治体の災害対応体制に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
大規模災害時には市町村に「災害対策本部」が設置され、市町村長が本部長として指揮をとる。
💡 解説
市町村の災害対策本部長は市町村長(首長)です。被災時は業務量が膨大になるため、外部からの応援を円滑に受け入れる「受援体制」の構築やBCPの策定が不可欠です。
問 48

企業や行政が策定する「BCP(事業継続計画 / 業務継続計画)」の主目的として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
災害時にも中核となる重要業務を中断させず、万一中断した場合でも目標時間内に早期復旧させること。
💡 解説
BCP(Business Continuity Plan)は、大災害等の非常時において、企業や自治体が自社・重要業務の中断を回避し、または早期に復旧・再開させて顧客や市民への影響を最小限にするための計画です。
問 90

自治体や企業が策定する「BCP(業務継続計画・事業継続計画)」の主な目的として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
被災時でも優先すべき中核業務を継続し、または目標時間内に早期復旧させ、企業や地域の存続を図ること。
💡 解説
BCP(Business Continuity Plan)は、大地震や感染症等の非常事態において、重要業務の中断を防ぐ、あるいは許容される目標復旧時間(RTO)内に再開させるための事前行動計画です。
問 91

被災自治体における「受援計画(外部からの応援受け入れ計画)」の重要性について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
大規模被災時には自治体自身の職員や物資だけでは対応しきれないため、他自治体や自衛隊、応援職員を円滑に受け入れる体制をあらかじめ定めておく必要がある。
💡 解説
大規模災害では被災自治体自身も被災し庁舎機能が低下します。全国からの応援職員・物資・ボランティアを円滑に現場に配置・活用するため、事前に「受援計画」を策定しておくことが重要視されています。
分野14 災害医療・START法トリアージ 6問
問 22

多数の傷病者が発生した際に行う「トリアージ」について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
限られた医療資源を最大限に活用し救命率を高めるため、緊急度や重症度に応じて治療優先順位を選別する。
💡 解説
トリアージは限られた医療スタッフでより多くの命を救うため重症度を分類します。赤(最優先・重症)、黄(待機可能・中等症)、緑(軽症・保留)、黒(死亡・不処置)に分類されます。
問 23

倒壊家屋等に長時間身体が挟まれた後に発症する「クラッシュ症候群」について、適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
挟まれていた圧迫が解除された後、筋肉から出た有害物質(ミオグロビンやカリウム)が血液中に回り、急性腎不全や心停止を引き起こす。
💡 解説
クラッシュ症候群(挫滅症候群)は、圧迫解除後に毒素が全身に巡り、数時間後に急変して命を落とす危険な病態です。救出前から医師による輸液投与等の適切な処置が必要です。
問 49

トリアージの手法である「START法」で最初に確認する項目として、適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
「歩行ができるかどうか」(歩行可能者は緑タッグとして選別誘導する)。
💡 解説
START法(Simple Triage and Rapid Treatment)では、まず「歩行可能か」を確認し、歩ける人を緑タッグ(軽症)として安全な場所へ誘導した上で、残りの傷病者の呼吸・循環・意識を迅速に判定します。
問 92

多数傷病者が発生した現場で用いられる「START法トリアージ」の手順として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
呼吸をしていない傷病者は、いかなる場合もその場で心臓マッサージを30分間続けてからタッグをつける。
💡 解説
START法では限られた医療資源で最大多数の命を救うため、気道確保をしても自発呼吸がない場合は黒タッグと判定し、次の傷病者のトリアージへ進みます。現場で長時間心肺蘇生を続けることはしません。
問 93

START法トリアージにおける「赤タッグ(最優先治療群・重症)」の判定基準として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
気道確保により呼吸が再開した者、呼吸数が毎分30回以上、または毛細血管再充満時間が2秒以上(循環不全)の場合。
💡 解説
赤タッグ(最優先治療)は、直ちに処置を行えば救命可能な重症者です。判定基準は「気道確保で呼吸再開」「呼吸数が毎分10回未満または30回以上」「毛細血管再充満時間2秒以上(または橈骨動脈触知不可)」「簡単な従命反応不可」などです。
問 94

AED(自動体外式除細動器)の電極パッドの一般的な貼付位置として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
傷病者の「右胸の上部(鎖骨の下)」と「左胸の斜め下(脇腹)」の素肌にしっかり貼り付ける。
💡 解説
AEDのパッドは心臓を挟み込むように「右鎖骨の下」と「左脇腹(乳頭の斜め下)」に貼ります。必ず衣服を脱がせて素肌に直接密着させます。濡れている場合は拭き取ってから貼ります。
分野15 木造住宅の耐震診断と改修補強 4問
問 24

建築物の耐震基準に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
1981年(昭和56年)6月以降に適用された「新耐震基準」の建物は、震度6強〜7の大地震でも倒壊・崩壊しないことが目標とされている。
💡 解説
1981年6月に導入された新耐震基準は震度6強〜7の大地震で倒壊しない基準です。旧耐震基準の木造住宅は耐震診断を受け、壁の増設や接合部金物などの補強を行うことが命を守る鍵です。
問 50

木造住宅の耐震改修工事における基本的な補強ポイントとして、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
筋交いや構造用合板で耐震壁をバランスよく増やし、柱頭・柱脚・筋交いの接合部に適切な金物を取り付ける。
💡 解説
木造住宅の耐震化は「耐震壁の増設」「偏りのないバランス配置」「接合部への金物補強」「屋根の軽量化」が基本です。1階に壁が少ない建物は倒壊リスクが極めて高くなります。
問 95

建築基準法における「耐震基準」の歴史的変遷に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
1981年5月31日以前の旧耐震基準の木造建物であっても、耐震性は新耐震基準と全く同一であり改修の必要はない。
💡 解説
1981年5月以前の「旧耐震基準」の建物は、震度5程度の揺れで倒壊しない基準であり、震度6強〜7の大地震では倒壊リスクが極めて高いです。そのため耐震診断と耐震補強改修が強く推奨されています。
問 96

木造住宅の耐震改修工事の具体例として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
筋かいの増設や構造用合板の張り付け、接合部への金物補強、重い瓦から軽量屋根材への葺き替え工事。
💡 解説
耐震改修では、耐力壁(筋かいや合板)の追加、柱と梁・基礎をつなぐ専用金物の設置、基礎の補修、そして屋根を軽量化して地震時の揺れを低減させる工事などが極めて効果的です。
分野16 家具転倒防止と器具の確実な固定 4問
問 25

家具の転倒防止器具の取り付け方法として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
L字金具を用いて、家具を壁の「下地(間柱や胴縁などの硬い下地材)」にビスでしっかりと固定する。
💡 解説
L字金具は壁の奥にある下地(間柱)にビスを効かせることが極めて重要です。石膏ボードだけでは揺れで抜けてしまいます。突っ張り棒は家具の奥側両端に当て板等を併用して取り付けます。
問 51

家電製品(冷蔵庫やテレビ、電子レンジ等)の地震対策として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
冷蔵庫は専用の固定ベルトや耐震ジェルマットを活用し、電子レンジ等もラックに固定して飛び出しを防ぐ。
💡 解説
大地震では冷蔵庫(重さ80kg超)や電子レンジが凶器となって飛んできます。耐震ベルトや耐震マットでの固定、キャスターのストッパー固定が命を守るために不可欠です。
問 97

家具類の転倒防止対策における効果的な方法について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
壁の内部にある「間柱(下地材)」を探し、そこにL字金具をネジで確実に固定する。
💡 解説
L字金具で家具を壁に固定する際は、石膏ボード奥の「間柱(芯材)」にビスを利かせることが必須です。突っ張り棒は家具の「奥側(壁側)」に設置し、天井の梁がある部分に当てるのが基本です。
問 98

室内における家具配置の防災上の原則に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
避難経路を確保するため、部屋の出入口ドアのすぐ脇に大型冷蔵庫や本棚を寄せて配置するのが最も良い。
💡 解説
出入口の扉付近に大型家具を置くと、倒れた際に扉を塞ぎ、部屋から脱出できなくなる閉じ込め事故が発生します。出入口付近や就寝位置の周囲には家具を倒れる向きに置かないのが原則です。
分野17 住まいの安全確保と二次被害防止 4問
問 26

室内における身近な地震安全対策として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
寝室には極力背の高い家具を置かず、ガラス片で足を怪我しないよう枕元にスリッパや懐中電灯を備えておく。
💡 解説
寝室の安全確保(就寝中の無防備な時間の保護)や足元の保護(スリッパ・靴)、夜間停電対策は命を守る基本です。避難通路に物を置くのは避難を妨げるため厳禁です。
問 52

屋外を歩行中に大地震に遭遇した場合の安全行動として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
ブロック塀や自動販売機、老朽化したビルの看板・ガラスから直ちに離れ、広い空き地や頑丈な建物内に避難する。
💡 解説
屋外ではブロック塀の倒壊、自動販売機の転倒、窓ガラスや看板の落下が最も危険です。カバン等で頭部を守りながら、これら危険物から速やかに離れます。
問 99

大地震で避難所等へ自宅から避難する際の住まいの安全措置として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
通電火災防止のため分電盤のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉め、避難先をメモした紙を玄関内側に貼る。
💡 解説
避難時には「ブレーカーを落とす」「ガスの元栓を閉める」「戸締りをする」「家族や消防・自治会長向けに安否メモを残す」ことが二次災害防止と防犯上の必須行動です。
問 100

窓ガラスや食器棚のガラス戸に対する「ガラス飛散防止フィルム」の効果として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
地震の揺れや落下物でガラスが割れても、破片が飛び散ったり床に鋭利に散乱したりするのを大幅に軽減する。
💡 解説
ガラス飛散防止フィルムは、割れたガラス片による足や手の切創事故を防ぎ、室内での安全な歩行・避難通路を確保するために極めて効果的です。
分野18 避難生活管理と在宅避難の基準 5問
問 27

避難生活における「エコノミークラス症候群」の予防策として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
水分補給を控え、できるだけ同じ姿勢で狭い車内にじっと座り続ける。
💡 解説
エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)は、水分不足や長時間の同じ姿勢で脚の静脈に血栓ができる病気です。トイレを我慢するための水分制限は極めて危険であり、十分な水分と定期的な運動が必要です。
問 53

自宅が倒壊・浸水・焼失の危険がない場合に推奨される「在宅避難」に関する記述として、適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
住み慣れた自宅で生活できるため避難所の混雑緩和や感染症予防に有効だが、水・食料・トイレの備蓄が前提となる。
💡 解説
安全が確保できる自宅であれば「在宅避難」が避難所生活のストレスや感染症を防ぎます。ただし、ライフライン途絶を前提とした水・食料・簡易トイレの事前備蓄が必須条件です。
問 101

自宅にとどまって生活を継続する「在宅避難」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
どんなに自宅が傾き余震で崩落の危険があっても、避難所が混雑しているなら意地でも在宅避難を続けなければならない。
💡 解説
建物に倒壊・傾き・焼損の危険がある場合や、土砂災害・浸水の危険が迫っている場合は、危険な自宅に留まらず直ちに安全な避難所等へ避難しなければなりません。
問 102

在宅避難や避難生活における「非常用簡易トイレ(携帯トイレ)」の備蓄目安量として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
成人の1日の排泄回数は約5回であり、1人1日5回×最低7日分(1人約35回分)の備蓄が推奨される。
💡 解説
成人の排泄回数は1日平均5回前後です。1週間分で1人あたり約35回分、4人家族なら約140回分が目安となります。断水時に風呂水を流すと配管破損で下層階に汚水漏れを起こす危険があります。
問 103

やむを得ず自家用車内で宿泊避難(車中泊)を行う際の健康管理として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
シートをできるだけ平ら(フラット)にして足を伸ばし、こまめに水分を摂って定期的に歩行運動を行う。
💡 解説
車中泊では同じ姿勢を続けることで静脈に血栓ができるエコノミークラス症候群が多発します。座席をフラットにする、足の運動、弾性ストッキングの着用、十分な水分補給が重要です。また排気ガス中毒の防止も厳重注意です。
分野19 ローリングストックと家庭備蓄 5問
問 28

家庭における非常食の「ローリングストック法」について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
普段から少し多めに食品を買い置きし、賞味期限が近いものから消費して、使った分を買い足すことで常に一定量を備蓄する方法。
💡 解説
ローリングストックは「日常的に食べて買い足す」循環型の備蓄法です。期限切れを防ぎ、普段食べ慣れた味を被災時にも食べられる大きなメリットがあります。
問 29

災害時の家庭備蓄(水・トイレ)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
飲料水は1人1日3リットルを目安に最低3日分(推奨7日分)、非常用携帯トイレも1人1日5回分を目安に備蓄する。
💡 解説
成人の必要飲料水は1人1日3Lです。水害や震災では下水道の破損による汚水逆流の恐れがあるため、点検が終わるまで水を流さず、凝固剤付きの非常用携帯トイレを使用します。
問 54

家庭の非常用持ち出し袋(一次持ち出し品)の準備として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
避難時に背負って素早く走れる重さ(男性約15kg、女性約10kg以下)に抑え、貴重品や懐中電灯、救急セット、少量の水・食料等を入れる。
💡 解説
一次持ち出し袋は「命からがら逃げるための初動装備」です。両手が自由になるリュックサックを用い、重すぎないよう厳選して玄関など持ち出しやすい場所に配置します。
問 104

家庭備蓄の手法である「ローリングストック」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
購入した備蓄品は絶対に賞味期限が切れるまで一切食べてはならず、金庫に厳重に保管し続けることである。
💡 解説
ローリングストックは「日常的に消費しながら常に一定量の備蓄を保つ」仕組みです。期限切れまで放置するのではなく、普段から食べて使った分を補充することで、常に賞味期限内の食品が家庭にストックされます。
問 105

災害時の熱源確保として「カセットコンロ」と「ガスボンベ」を備蓄する際の目安として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
1人あたり1週間に約6本程度(4人家族で12〜18本程度)のガスボンベが推奨され、使用期限(約7年)にも留意する。
💡 解説
ガスや電気が止まった被災生活ではカセットコンロが不可欠です。お湯を沸かしたり調理するのに1人1週間あたり約6本が目安です。またボンベのゴムパッキン劣化によるガス漏れを防ぐため使用期限(製造から約7年)の確認も重要です。
分野20 自主防災組織と地区防災計画 4問
問 30

自主防災組織の基本理念と活動について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神のもと、隣近所が助け合う「共助」の中核を担う組織である。
💡 解説
自主防災組織は「自分たちの地域は自分たちで守る」という自助・共助の精神に基づく住民組織です。平時の防災訓練、防災マップ作り、要配慮者の見守りなどが重要です。
問 55

地域住民が策定する「地区防災計画」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
地域コミュニティ(住民や事業者)が自発的に策定し、市町村の地域防災計画に反映を提案できる計画である。
💡 解説
地区防災計画は2013年の災害対策基本法改正で新設された制度で、一定の地区の住民や事業者が主体となって自らの地区の特性に合わせた防災活動計画を自発的に作成するものです。
問 106

地域コミュニティで結成される「自主防災組織」の活動内容として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
平時の防災訓練や危険箇所の点検、発災時の初期消火・救出救護・避難誘導・要配慮者の安否確認を住民自らが行う。
💡 解説
自主防災組織は「自分たちのまちは自分たちで守る」という共助の精神に基づき結成されます。平時の啓発や点検、発災時の初期消火や救出、情報収集伝達、炊き出しや避難所支援などを主体的に行います。
問 107

災害対策基本法に規定されている「地区防災計画」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
地区防災計画は内閣総理大臣が一方的に決定して住民に強制するものであり、住民の意見は一切反映されない。
💡 解説
地区防災計画は、従来のトップダウンの防災計画と異なり、町内会や自治会、商店街などの住民・事業者が「ボトムアップ」で身近な地区の計画を作成・提案できる制度です。
分野21 避難所開設・運営と生活環境管理 5問
問 31

避難所の開設・運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
避難所は行政職員だけにお任せにするのではなく、避難者自身が自治組織をつくり「自主的に運営」することが基本である。
💡 解説
大規模災害時、行政職員は救助や全体対応で手一杯になります。避難者が自ら総務部・衛生部・食料部等の役割を分担し、自主的に運営することが円滑な避難生活の鍵です。
問 56

要配慮者を受け入れる「福祉避難所」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
一般の避難所では生活が困難な高齢者・障がい者・難病患者等の特別な配慮を必要とする人を対象とした二次的避難所である。
💡 解説
福祉避難所はバリアフリー環境や介護・福祉サービスが必要な要配慮者のための避難所です。一般避難所からのスクリーニング(アセスメント)を経て受け入れる二次避難所として開設されます。
問 108

避難所運営における「女性の視点」や配慮事項として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
避難所運営組織に女性を積極的に参画させ、更衣室・授乳室の設置、生理用品や女性用下着の女性からの手渡し配布などを行う。
💡 解説
過去の大震災では、男性中心の運営により女性用物資の不足やプライバシー欠如、防犯上の不安が問題となりました。運営段階から女性がリーダーシップを発揮し、更衣室・授乳室や洗濯干し場の配慮を行うことが強く求められています。
問 109

大規模災害時に避難所が開設された直後の初期対応として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
自治体職員が来るのを何もしないで待つのではなく、そこに居合わせた避難者同士で協力して受付や総務などの係を決め、自主的に運営組織を立ち上げる。
💡 解説
大規模災害では自治体職員がすぐに駆けつけられないケースが多いため、施設管理者や地域住民が主体となって「避難所運営委員会」を早期に組織し、通路の確保、受付設置、要配慮者の部屋割りなどを進める必要があります。
問 110

避難所における「ペット対応(ペット同行避難)」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
ペット同行避難とは、アレルギーのある他の避難者のいる居住スペースで大型犬を放し飼いにすることである。
💡 解説
「同行避難」とはペットと一緒に安全な避難所まで移動することであり、同じ部屋で一緒に暮らす「同伴生活」ではありません。アレルギーや噛みつき防止のため、屋外の屋根付きスペースや専用ケージ部屋で分かれて生活するのが原則です。
分野22 要配慮者支援と多様性・防犯配慮 4問
問 32

避難行動要支援者への支援や避難所の多様性配慮について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
高齢者や障がい者、乳幼児、妊産婦、外国人等に配慮し、授乳室や更衣室の設置、男女共同参画の視点での運営を行う。
💡 解説
避難生活では男女双方の視点が不可欠です(女性役員の登用、授乳・更衣スペース、防犯・プライバシー配慮)。また要支援者への個別避難計画や、やさしい日本語・多言語表示が必要です。
問 57

市町村が作成する「避難行動要支援者名簿」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
高齢者や障がい者など自力避難が困難な住民を把握し、平時からの個別避難計画作成や共助避難体制に活用される名簿である。
💡 解説
避難行動要支援者名簿は、要介護者や障がい者等の情報を集約し、地域の支援者(民生委員や自主防災組織等)と共有して「誰が誰を避難誘導するか(個別避難計画)」を定めるために活用されます。
問 111

自治体等で作成が進められている「個別避難計画」に関する説明として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
高齢者や障害者など自力避難が困難な「避難行動要支援者」ごとに、誰が支援者となり、どの避難所へどうやって避難させるかを定めた計画書。
💡 解説
個別避難計画は、自力での避難が困難な要支援者一人ひとりについて、担当する避難支援者(近隣住民や民生委員など)や避難先、配慮事項をあらかじめ具体的に定めておく命を守るための計画です。
問 112

避難所における防犯対策や子ども・女性の安全確保として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
トイレや通路など暗がりになりやすい場所には照明を配置し、防犯ブザーの携帯や複数人での見回り巡回を行う。
💡 解説
被災地や避難所では、盗難や性暴力などの犯罪リスクが高まることがあります。トイレ付近の照明確保、夜間の定期見回り、子どもや女性が一人で行動しないよう啓発することが不可欠です。
分野23 災害ボランティア活動と受援体制 4問
問 33

災害ボランティア活動の原則と心構えについて、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
「被災者のニーズ」を最優先に寄り添い、自らの食事や宿泊・安全装備は自己完結(自己責任)で準備して参加する。
💡 解説
災害ボランティアは「被災者本位」「自己完結」が鉄則です。現地の物資やリソースを消費せず、食料・水・安全装備を持参し、災害ボランティアセンター(VC)等を通じて活動します。
問 58

被災地で設置される「災害ボランティアセンター(災害VC)」の役割として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
被災者からの「困りごと・救援ニーズ」を把握し、駆けつけたボランティアとの需給マッチングと安全管理を行う。
💡 解説
災害ボランティアセンター(主に社会福祉協議会等が主導して開設)は、被災者のニーズを拾い上げ、全国から集まったボランティアを適切に割り振るマッチング本部として機能します。
問 113

社会福祉協議会などが開設する「災害ボランティアセンター」に関する記述として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
ボランティアセンターは国の営利企業であり、被災者から高額な作業料金を徴収して利益を上げる組織である。
💡 解説
災害ボランティアセンターは、被災者支援を無償で行うボランティアと被災者のニーズを適切につなぐ非営利の公的支援拠点です。被災者から作業代金を徴収することはありません。
問 114

被災地にボランティアとして参加する際の心構えとして、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
「自己完結」を基本とし、食事・宿泊・装備(長靴、防塵マスク、踏み抜き防止インソール等)を自ら準備し、事前に「ボランティア活動保険」に加入して参加する。
💡 解説
ボランティア活動は被災地の負担にならない「自己完結」が原則です。飲食や装備、交通手段は自己手配し、破傷風や怪我を防ぐ装備を整え、出発前に地元の社協でボランティア保険に加入してから参加します。
分野24 地域防災リーダーの役割と実践 4問
問 34

防災士の使命と基本姿勢として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
「助けられる人」から「助ける人」へとなり、平時からの地域防災力向上と災害時の共助活動に率先して取り組む。
💡 解説
防災士は民間資格であり「自助」「共助」「協働」を原則とし、平時からの地域防災力向上(訓練、啓発、備えの点検)と災害時の避難・救助・避難所支援をリードします。
問 59

防災士が平時に果たすべき重要な活動として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
家庭内の備蓄や家具固定の啓発、地域の防災訓練の企画・運営、危険箇所の点検などに率先して参画する。
💡 解説
防災士の真価は平時の地域活動にあります。住民への防災啓発、訓練指導、家具固定の普及、自主防災活動への参画など、地域の防災リーダーとして活動します。
問 115

防災士の理念と役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
「自助」「共助」「協働」を基本理念とし、平時は家庭や地域の防災啓発を行い、災害時には率先避難者となって救助・避難所運営に協力する。
💡 解説
防災士は民間資格であり、法的な強制権限や医療行為の特例はありません。自らの命を守る「自助」、地域を助け合う「共助」のリーダーとして、平時の備えの普及や発災時の率先した活動を行うことが使命です。
問 116

防災士の行動規範として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
災害時は自分の安全確保を無視してでも、危険な倒壊家屋の中に単身で飛び込み続けなければならない。
💡 解説
防災活動における最優先事項は「自分自身の安全確保」です。二次災害に巻き込まれて防災士自身が要救助者になってしまっては救助活動が成立しません。「自己の安全を無視して飛び込む」は誤った行動です。
分野25 災害図上訓練(DIG・HUG)と救命実技 7問
問 35

災害図上訓練「DIG」や避難所運営ゲーム「HUG」について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
地図やカードを使い、地域の危険箇所や避難所運営で起こる様々な事態を机上で疑似体験・議論する訓練手法である。
💡 解説
DIG(災害図上訓練)は大きな地図に危険箇所や資源を書き込み対策を考える訓練です。HUG(避難所運営ゲーム)は次々訪れる避難者や出来事への対応をカードで模擬体験する訓練です。
問 36

救急蘇生法における胸骨圧迫(心臓マッサージ)について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
成人に対しては、胸の真ん中を「強く(約5cm沈み込むように)」「速く(1分間に100〜120回)」「絶え間なく」圧迫する。
💡 解説
胸骨圧迫は「強く・速く・絶え間なく」が基本です。AEDが心電図解析中や電気ショック実施中は、誤作動や感電を防ぐため「患者から離れてください」の音声に従い患者から手を離します。
問 60

AED(自動体外式除細動器)のパッド貼付位置(成人)として、正しいものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
右胸(右鎖骨の下)と、左脇腹(心臓を挟み込む位置)の2箇所にしっかりと密着させて貼る。
💡 解説
成人へのAEDパッドは「右前胸部(右鎖骨の下)」と「左側胸部(乳頭斜め下の脇腹)」に貼り、電気ショックの電流が心臓を確実に通過するように配置します。
問 117

静岡県が開発した避難所運営訓練ゲーム「HUG」の特徴として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
避難者の年齢・性別・事情(発熱、ペット連れ、車椅子等)が書かれたカードを、体育館や教室の図面に素早く適切に配置していく机上演習。
💡 解説
HUG(避難所H・運営U・ゲームG)は、次々に到着する避難者カードの状況を判断し、体育館や教室の平面図に部屋割り・誘導を行ったり、発生する様々な課題への対応を模擬体験する優れた図上訓練です。
問 118

災害図上訓練「DIG(ディグ)」の手法と効果について、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 1 】
地域の大きな白地図を囲み、危険箇所(河川・がけ・狭い道路)や防災資源(消火栓・避難所・井戸)を書き込んで地域の強みと弱みを可視化する訓練である。
💡 解説
DIG(Disaster Imagination Game:災害想像力ゲーム)は、参加者が地域の地図の上に透明シートを重ね、危険箇所や避難所などを書き込むことで、地域の被害想定や避難ルートを直感的に共有・検討する手法です。
問 119

心肺蘇生法における成人の「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」の基準として、誤っているものはどれか。

正解:【 選択肢 2 】
ゆっくり:1分間に30回程度の非常にゆっくりとしたペースで優しく押す。
💡 解説
胸骨圧迫のテンポは「1分間に100〜120回」の速さです。「1分間に30回程度」では血流が脳や心臓に届かず不十分です。強さは「約5cm」、絶え間なく行うことが救命率を高めます。
問 120

外出血に対する応急手当である「直接圧迫止血法」の手順として、最も適切なものはどれか。

正解:【 選択肢 3 】
出血部位に清潔なガーゼやハンカチを当て、その上から傷口を手で強く直接圧迫し続ける。
💡 解説
止血の基本は「直接圧迫止血法」です。清潔なガーゼや布を傷口に当て、上から両手や体重をかけて強く圧迫し続けます。感染防止のためビニール手袋やポリ袋を介して行うことが推奨されます。